【対局結果】3期132~140回戦 2020年1月8日

2020年。1月8日。
福岡市六本松にある雀荘「マドンナ」には、ただならぬ緊張感が漂っていた。
今日は、稲妻リーグの予選最終日。

彼らは今日まで実に131半荘を戦い抜いてきた。
予選も残すところ9半荘。

その1半荘ごとの結果が人生の分かれ道となる。
ファイナルステージを目指して戦う7チーム、いや、6チームか…。

今日、どんなドラマが待ち受けているのだろうか。

【132回戦】稲妻カード使用者が2名!結果はいかに?

稲妻リーグではポイントが1.5倍になる稲妻カードなるものがある。
勝てば1.5倍、負けても1.5倍。諸刃の剣とも言えるこのカードを使ったのは、梁山泊と月輪会。

それぞれ、白石と吉武に託した。
残りの2名は陶山帝国の福田、そして、ぽこの会からは若武者西森。

東1局、白石の親番。
まずは先制リーチからの1000ALL。

ここからの連荘で稼ぎたい白石だったが、次局は西森が2000点をあがる。
東2局福田の親番。

3順目の並べただけリーチ。
と、思いきや匠の技が光った1打。

赤5萬を切ってのリーチで待ちは7萬単騎。
このトラップに引っかかった西森が2400放銃。

周囲からは…

「やっとうげな!」

と批判の声。

次局、西森が6巡目に稲妻リーガーなら誰もが得意とする並べただけリーチ。
ここに追いかけたのは吉武。そして、西森から赤5sであがって12000!

月輪会のファイナル出場を託された男が大きなあがりを決めた。
そして…親番ではダマの6000ALL。

やはり、腐っても吉武。
胸の小さな子が好きと放送対局のオープニングで語っていた吉武が6000ALL!
次局はライバル白石から2900をあがって点棒を増やしていく。

勢いに乗る吉武は次局もリーチを入れるも、ゴッドファーザー福田が吉武から8000をあがったのだが…

「ロォォッォオン!」

とまるで役満でもあがったようなテンションで発声をしていたのが印象的だ。
親が流れた吉武。

東4局はラス目西森の親番。
正直、ゲームメイクに定評のある吉武が卓にいるラス目は辛い。
あっという間に1000点の仕掛けで親を流す。

筆者も吉武とセットをした時、連続トップを獲った後の半荘でひたすら親流しされた経験があり、気が狂ったようにヤケた記憶がある。と、余談になったが、吉武の上手さが光った1局だった。

南1、白石の親番。
梁山泊の望みをつなぐために、ここで稼ぎたいところだったが、流局。
次局は再び吉武が西森から3900をあがって南場も加点していく。

親番でも福田から5800をあがって、吉武のためにあるような半荘となり、終わってみれば64400点持ちのトップ。稲妻カードの効果で月輪会が126.Pの加点に成功した。

132回戦結果

1位 月輪会    +126.6(稲妻カード使用)
2位 陶山帝国   +4.9
3位 麻雀梁山泊  -26.7(稲妻カード使用)
4位 ぽこの会   -71.5

【133回戦】岡田がダマでロンしまくったから結果だけ

1位 月輪会(岩竹)    +62.5
2位 ぽこの会(岡)    +16.3
3位 陶山帝国(岡田)   -22.8
4位 梁山泊(松石)    -56.0

【134回戦】ギャンブル依存症の意地とプライドにかけて!

タピオカ…梁瀬
梁山泊…三坂
マドンナ…米倉
陶山帝国…陶山

東1局、梁瀬の親番。
タピオカは決勝進出のために、60万点位のトップが必要。
しかし、梁瀬はいきなり三坂の立直を受ける。

「60万点の為には譲れない!」

と、梁瀬が追いかけた!
そこに更に割って入った米倉だったが、宣言牌が梁瀬にあたって5800放銃。
次局、梁瀬はドラ3テンパイ。

しかし、あがれず流局。

「嫌な流れだな…」

と米倉は思う。
彼は、以前、ちょうどこの卓で梁瀬と同卓した際に、あがりつづけられた経験を持ち、梁瀬の親番が危険と感じていた。その為、速効で仕掛けて親を流した。

東2局は三坂の親番。
梁山泊はトップ縛り。

だが、皇帝に鬼配牌。
難しい選択があったが、皇帝は正解を選んで先制リーチ。
だが、三坂は押していく!押していく!

そして追いかけた!
すると、なぜか米倉が上着を脱いで半袖になった!

その時!三坂が当たり牌を掴んで8000放銃。
東3局は米倉の親番。

米倉と言えば、最近、ギャンブル依存症の疑いをかけられている。


きっと、疑いではない。

新年の1日よるから昼間の12時まで麻雀をする生活を5日間続けたらしい。
昨日7日も朝5時までマドンナにいた。

その12時間後には既に麻雀を打っていた。
依存症である…。

その米倉は、ダブ東を鳴いてマンガンテンパイ。
飛びこんでしまったのは梁瀬で12000放銃。

「ギャンブル依存症の方って怖い…」

と彼女は思ったことだろう。
このマンガンで日の付いた米倉は次局はあっさり4000ALL。
頼りになるドラフト1位である。

東4局、陶山の親番。
絶好3.6.9mのリーチ。

だが、梁瀬の手から9mがこぼれて12000!
皇帝、さすがは皇帝である。

南場に移ると、親の梁瀬は牌配1向聴。
からのあっというまに5800を米倉からあがった。

次局、ドラの中がトイツの梁瀬。
ドラをポン!全ツ一直線!

だが…三坂がこっそりチンイツテンパイで陶山から12000をあがった。
南3局、米倉の親番。

三坂が3巡目にリーチ。
電光石火の並べただけ誰でもできるリーチ。

からの~4000.8000!
ズルいの一言。

これで、トップが見えてきた!
だが、オーラスでも先手を取ったのはギャンブル米倉。
今年も目標は真面目になることらしいが、その目標通り真面目な顔での先制リーチ。

「トゥモ!」

とあっさり3000.6000で誰よりも麻雀をしている男としてトップを獲った。
米倉に「麻雀しましょう」と言うと、最近はたまに…

「先生に止められてるから」

と意味深な発言をするユーモアな男の活躍でマドンナは決勝に向けて勢いが付いた。

134回戦結果

1位 マドンナ     +70.2
2位 梁山泊      +13.3
3位 陶山帝国   -24.5
4位 タピオカ   -59.0

【135回戦】真央!大活躍!

稲妻カードでこの半荘にかけたケルベロス。
リーダー松本が出陣!

巧みな打ち回しで見事トップ!

1位 ケルベロス(松本)   +94.6(稲妻カード)
2位 梁山泊(三坂)     +16.0
3位 月輪会(岩竹)     -25.8
4位 タピオカ(中岡)    -53.3

【136回戦】ワイルドカード最多出場者高取、意地のトップ!

タピオカ…高取(田中のWC)
マドンナ…藤田
月輪会…山浦
ぽこの会…東島

東1局、高取の親番。
ここまでタピオカ5人目のメンバーと言っても良いほどに、タピオカの為に闘ってきた男だが、未だノートップ。ここでトップを獲りたいが、藤田に先制リーチを入れられる。

が、高取も頑張って追いかけた!
そして8000放銃!

次局、東島が先制リーチ。
再び高取が追いかけた!

が、山浦が東島に3200放銃。

放銃してしまった山浦だったが東4局にしっかり藤田から5200をあがる。
ここまで高取は4位。

迎えた南場の親番では東島から先制リーチを受ける。
再び追いかける高取。

これに冷えたのは東島。
なぜなら、フリテンリーチだからだ。

嫌な予感がしただろう。
その予感は的中で1発で掴んで3900放銃。

次局、山浦が先制リーチ。
しかし、これを流したのは藤田。

放銃した山浦は…

「入り目~入り目~」

とひたすら呟いていた。
次局、藤田の親番だが、豪運ファンタジスタの配牌らしく、ドラトイツからのドラポン。
しかし、高取が中チャンタ3色のオシャレなあがりを見せた。

今日、先手を取られてばかりの高取だったが、ここでようやく先制リーチ。見事にツモりあげて2000.4000。

このあがりが決定打となり、高取は自身にとって嬉しい稲妻リーグ初トップ。
忙しい中、タピオカを支え、稲妻リーグ運営のために時間を割いてくれた彼に感謝したい。

1位 タピオカ    +54.6
2位 マドンナ    +7.3
3位 ぽこの会    -19.2
4位 月輪会     -42.7

【137回戦】吉武が強すぎるから結果だけ

1位 月輪会(吉武)     +51.3
2位 陶山帝国(福田)    +4.2
3位 ぽこの会(西森)   -16.1
4位 タピオカ(梁瀬)   -39.4

【138回戦】リーチ超人、現る。

タピオカ…中岡
梁山泊…松石
陶山帝国…陶山
マドンナ…米倉

東1局、松石の親番。
先制リーチをかけたのは中岡。

ツモって裏1の1000.2000。

東2局、またもや中岡が先制リーチ。
追いかけたのは米倉。

陶山が米倉に2600放銃。
東3局、またもや中岡が先制リーチ。

これで3局連続リーチ。
これにはリーチ超人も真っ青だ!

しかし、あがれず一人テンパイ。

東4局。
またもや中岡がリーチするのかと思いきや…

「好き勝手するなよ、小僧!」

とウルフ松石が先制リーチ。
これに対して押しまくったのは米倉。

が、刺さって8000放銃。

南場に入ると陶山が先制リーチ!
追いかけたのは…この半荘早くも4回目の立直となる中岡。

だが、当たり牌を掴んで陶山に3900放銃。
南3局、米倉の親番。

先制リーチを入れた米倉。
押していくのは松石!

力と力のぶつかりあい!
結果は松石の7700放銃。

テンポの良い進行でオーラス。
全員2万点台の大接戦!

「勝負は俺が決める!」

と松石がドラの中を切ってリーチ宣言!
この中を鳴いたのは親番中岡!

「やべ、二人のアンパイがない」

と冷えたのは米倉。
渋々松石の現物を切ったが、これが中岡の当たり牌となって12000!
次局、中岡が並べただけの2.5.8p先制リーチを入れる。

松石も逆転手の倍満テンパイ!
だが…二人あがれず流局。

最後は陶山が2着死守のあがりを決めて中岡がトップとなった。

1位 タピオカ    +53.8
2位 陶山帝国    +9.5
3位 梁山泊     -15.6
4位 マドンナ    -47.9

【139回戦】田中がめちゃくちゃしてたから結果だけ

1位 タピオカ(田中)    +64.5
2位 陶山帝国(福田)    +4.0
3位 ケルベロス(福岡)   -19.0
4位 梁山泊(白石)     -49.5

【140回戦】藤田が固く打ってるのにヤケたから結果だけ

1位 ケルベロス(松本)    +57.7
2位 マドンナ(藤田)     +11.3
3位 ぽこの会(岡)      -22.9
4位 陶山帝国(岡田)     -46.1

【予選総評】

ファイナルステージに進んだのは、陶山帝国、マドンナ、ぽこの会、月輪会の4チーム。優勝候補の梁山泊が予選で姿を消す波乱の展開となった。

ファイナルステージは予選のポイントを半分にして行われる。
各チーム、どのような戦略を立ててくるのだろうか。

今期は、役満が合計4回飛び出したり、放送対局では加藤の涙の倍満大逆転など様々なドラマが生まれた。が…それもまだ序章。稲妻リーグの熱気が最高潮になるのは1月22日のファイナルステージになることは間違いないだろう!

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